加齢臭などの体臭の改善にコエンザイムQ10が効果的
コエンザイムQ10には、体臭を改善する効果があります。
体臭はさまざまな原因で起こり、代表的なものに加齢臭や疲労臭があります。コエンザイムQ10には多くの健康効果があり、さまざまな原因で起こる体臭の予防・改善に役立ちます。
特に、加齢臭に対する効果は実験でも確認されています。
コエンザイムQ10はさまざまな体臭の予防・改善に役立つ
コエンザイムQ10は、加齢臭や疲労臭といったさまざまな体臭の予防・改善に役立ちます。
コエンザイムQ10が特に効果的な体臭をご紹介します。
加齢臭
加齢臭は、ノネナールと呼ばれる物質が原因で起こる体臭です。
コエンザイムQ10にはノネナールの発生を抑制する効果があり、加齢臭の予防・改善に役立ちます。
・加齢臭の抑制には活性酸素と血液中の脂質を減らすことが大切
ノネナールの発生には、活性酸素と血液中の脂質が深く関係しています。
活性酸素は非常に強い酸化力をもつ物質で、日々の呼吸によって体内で発生します。活性酸素が血液中の脂質を酸化すると、過酸化脂質と呼ばれる物質が発生し、この過酸化脂質が特定の脂肪酸を分解することでノネナールがつくられます。
加齢臭を防ぐためには、血液中の脂質や体内の活性酸素を減らすことが大切です。
・コエンザイムQ10は血液中の脂質を減少させる
コエンザイムQ10には細胞のエネルギー産生量を増加させる作用があり、エネルギー源となる脂質の代謝を促進します。
コエンザイムQ10には血液中の脂質を減らす高い効果があり、加齢臭の抑制に役立ちます。
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・コエンザイムQ10は活性酸素を中和する
コエンザイムQ10には、活性酸素を中和する強い抗酸化作用があります。また、同じく抗酸化作用があるビタミンEの再利用を促進する働きがあり、ビタミンEによる活性酸素の中和を補助します。
コエンザイムQ10は、体内の活性酸素を減らして過酸化脂質の発生を抑制し、加齢臭の予防・改善に役立ちます。
・加齢臭を抑制する効果が実験で確認されている
65-74歳の被験者にコエンザイムQ10を1日あたり100mg、4週間摂取させたところ、ノネナールの発生量が減少し、加齢臭の改善効果がみられたという実験報告があります。
コエンザイムQ10は、加齢臭の予防・改善にとても効果的な成分です。
疲労臭
体臭のひとつに「疲労臭」があります。疲労臭はアンモニアが原因で発生する体臭で、疲労時に起こりやすいことが名前の由来です。
コエンザイムQ10は、疲労臭の予防・改善にとても効果的な成分です。
・肝臓の機能低下が疲労臭の原因
アンモニアは、タンパク質の代謝などによって体内で発生し、主に肝臓で解毒されます。
疲労などで肝機能が低下すると、解毒されずに残ったアンモニアが体内で増加して、一部が体外に放出されます。
アンモニアには強い悪臭があり、肝機能の低下は体臭の原因になります。
・コエンザイムQ10は肝機能を高める
コエンザイムQ10には、エネルギー産生を促進して肝臓の働きを活性化させる効果や、肝機能に悪影響を及ぼす活性酸素を中和する効果があります。
コエンザイムQ10には肝機能を高める効果があり、アンモニアの解毒を促進して疲労臭の予防・改善に役立ちます。
自律神経の乱れによる体臭
自律神経は、血液の流れや内臓の機能などを24時間無意識のうちに調整している神経です。
汗を分泌する汗腺には「エクリン腺」と「アポクリン腺」の2種類があります。自律神経のバランスが乱れると、臭いの強い汗を分泌するアポクリン腺からの汗の分泌が促進されて体臭が強くなります。
コエンザイムQ10には自律神経の乱れを抑制する効果があり、自律神経の乱れが原因で起こる体臭の予防・改善に役立ちます。
自律神経を整えるコエンザイムQ10の効果について詳しくはこちら>>
糖尿病による体臭
体臭の原因のひとつに、代表的な生活習慣病である糖尿病があります。
糖尿病が進行すると、糖がうまくエネルギーに変換されなくなり、糖の代わりに脂質がエネルギー源として使用されるようになります。その際にケトン体と呼ばれる臭いの強い物質が発生し、甘酸っぱい体臭を発生させます。
コエンザイムQ10には、エネルギー産生を促進して糖の代謝を促進する効果や、血糖値を抑制するインスリンの分泌を促進する効果があり、糖尿病の予防・改善に役立ちます。
コエンザイムQ10は、糖尿病による体臭の予防にも役立ちます。
コエンザイムQ10で体臭改善
以上のように、コエンザイムQ10はさまざまな体臭の予防・改善に役立ちます。
日本人は基本的に体臭が弱く、臭いに敏感であるといわれています。
自分の体臭が気になる人は、コエンザイムQ10配合のサプリメントを毎日の生活に取り入れて、体臭の改善に役立ててみることをおすすめします。