コエンザイムQ10は高血圧の予防・改善に役立つ
コエンザイムQ10は、高血圧の予防・改善に効果的な成分です。
コエンザイムQ10には、血液をサラサラにする効果や血管を拡張する効果などの、高血圧の予防・改善に役立つさまざまな効果があります。
高血圧に対するコエンザイムQ10の効果は、実験でも確認されています。
高血圧の予防・改善に役立つコエンザイムQ10の効果
コエンザイムQ10には数多くの健康効果があり、その中には高血圧の予防・改善に役立つものがあります。
血液中の脂質を減少させる
コエンザイムQ10には、血液中の脂質を減少させる効果があります。
コエンザイムQ10には細胞のエネルギー産生を促進する効果があり、エネルギー源となる脂質の消費量を増やして血液中の脂質を減らします。
血液中の脂質が多く血液がドロドロの状態だと、血液を送るために強い力が必要になり、血圧が上昇します。コエンザイムQ10は、血液中の脂質を減らして血液をサラサラにし、高くなりすぎた血圧を抑制します。
血管を拡張する
コエンザイムQ10には、血管の拡張を補助する効果があります。血管が広がると血流がスムーズになり、より弱い力でも血液が送れるようになって血圧が低下します。
コエンザイムQ10には、血管を拡張する作用のある一酸化窒素を保護する効果や、毛細血管を拡張するビタミンEの再利用を促進する効果があります。
コエンザイムQ10には血管を広げる効果があり、血流をスムーズにして血圧を抑制します。
関連記事:コエンザイムQ10の血行促進効果
抗酸化作用
抗酸化作用は、活性酸素を中和する作用のことです。活性酸素は非常に強い酸化力をもつ物質で、日々の呼吸によって体内で発生します。
活性酸素は、血管を拡張する作用のある一酸化窒素と反応して、その効果を喪失させてしまいます。また、活性酸素が血液中の脂質を酸化すると、粘度の高い過酸化脂質が発生して血液がドロドロになります。過剰な活性酸素は、高血圧の原因のひとつです。
コエンザイムQ10には強い抗酸化作用があり、体内の活性酸素を減少させます。
コエンザイムQ10は、活性酸素を減らして高血圧の予防・改善に役立ちます。
自律神経を整える
自律神経は、血液の流れや内臓の機能を24時間無意識のうちに調整している神経です。
ストレスや睡眠不足、疲労などで自律神経のバランスが乱れると、血液の流れに異常が生じて高血圧の原因になります。
コエンザイムQ10には、神経細胞の働きを活性化する効果や睡眠の質を高める効果などの、自律神経の調整に役立つ健康効果があります。
コエンザイムQ10には自律神経を整える効果があり、自律神経の乱れによる血圧の上昇を防ぎます。
自律神経を整えるコエンザイムQ10の効果について詳しくはこちら>>
睡眠の質を高める
高血圧の予防・改善には、十分な睡眠をとることが重要です。睡眠不足の状態では自律神経のバランスが乱れやすくなり、高血圧の原因になります。
コエンザイムQ10には、就寝時の体温調節を補助して寝つきを良くする効果や、睡眠を阻害する自律神経の乱れを抑制する効果があります。
コエンザイムQ10には睡眠の質を高める効果があり、高血圧の原因となる睡眠不足を防ぎます。
睡眠の質を高めるコエンザイムQ10の効果について詳しくはこちら>>
動脈硬化の抑制
動脈硬化は、血液を送り出す動脈が柔軟性を失って硬くなる症状です。動脈硬化が進行すると血液がスムーズに送り出せなくなり、血圧が上昇します。
動脈硬化は、糖尿病や脂質異常症といった生活習慣病によって進行が早まります。コエンザイムQ10は、これらの生活習慣病の予防・改善にとても効果的であり、動脈硬化の進行を強く抑制します。
また、コエンザイムQ10には、動脈硬化を悪化させる活性酸素を中和する作用もあります。
コエンザイムQ10は、動脈硬化の進行を抑制して高血圧を予防します。
動脈硬化を抑制するコエンザイムQ10の効果について詳しくはこちら>>
高血圧に対する効果が実験で確認されている
高血圧に対するコエンザイムQ10の効果は、実験でも確認されています。
血圧が高めなメタボリックシンドロームの患者30名にコエンザイムQ10を投与したところ、最高血圧が大幅に低下したという実験報告があります。
また、合計96名の被験者に対してコエンザイムQ10を投与した複数の実験データの解析が行われ、コエンザイムQ10の摂取によって最高血圧と最低血圧の両方が低下したことが確認されています。同様の結果は、362名を対象とした実験データの解析でも確認されています。
以上のように、コエンザイムQ10は高血圧の予防・改善にとても効果的な成分です。
血圧が気になる人は、コエンザイムQ10配合のサプリメントを毎日の生活に取り入れてみることをおすすめします。