コエンザイムQ10を効率良く摂取する方法は?
コエンザイムQ10を効率的に摂取するには、サプリメントの利用がおすすめです。また、食後のサプリの摂取や、吸収率が高いサプリを選ぶといった工夫も効果的です。
コエンザイムQ10の効果を高めるポイントとしては、体内で効率的に利用される還元型・活性型配合のサプリを選ぶことや、摂取を長く継続することが挙げられます。
サプリメントの利用が効率的
コエンザイムQ10は食品にも含まれており、普段の食事からも摂取できます。
コエンザイムQ10が含まれている主な食品には、肉類・魚介類・ナッツ類などがあります。
しかし、食品に含まれているコエンザイムQ10はとても少なく、日本人が食事から摂取している平均的な量は1日5mg程度です。
市販のサプリ1日分には、30mg-300mgのコエンザイムQ10が配合されています。
サプリメントで摂取できる量と比べると、食品に含まれている量はごくわずかです。
効率的にコエンザイムQ10を摂取したい場合は、サプリメントの利用がおすすめです。
関連記事:コエンザイムQ10はどんな食品に含まれている?
関連記事:コエンザイムQ10をサプリで摂取するメリット
コエンザイムQ10の吸収率を高める方法
コエンザイムQ10には高い効果がありますが、体内への吸収率が低いのが難点です。
コエンザイムQ10は、食後に摂取すると吸収率が高まります。また、吸収率の高いコエンザイムQ10を配合したサプリメントも販売されています。
食後に摂取する
コエンザイムQ10には油に溶けやすい性質があり、水にほとんど溶けません。コエンザイムQ10は、油の吸収に必要な胆汁酸の働きによって体内に吸収されます。胆汁酸は食事に伴って腸内に分泌されるため、食後にコエンザイムQ10を摂取すると体内への吸収率が高まります。
コエンザイムQ10は基本的にいつ飲んでも構いませんが、なるべく吸収率を高めて効率的に効果を得たい場合は、食後の摂取がおすすめです。
吸収率が高いサプリメントを選ぶ
サプリに配合されているコエンザイムQ10にはいくつかの種類があり、市販のサプリの中には吸収率を改善したタイプを配合した製品もあります。
コエンザイムQ10を効率的に摂取したい場合は、そうした製品を選ぶのがおすすめです。
・還元型
以前から利用されてきたコエンザイムQ10は酸化型と呼ばれるタイプで、還元型は酸化型から酸素を取り除いた状態のものです。体内に存在するコエンザイムQ10の多くは還元型で、酸化型は体内で還元型に変換されてから効果を発揮します。
還元型は酸化型よりも体内への吸収率が高いことが、研究で確認されています。
関連記事:コエンザイムQ10の酸化型と還元型の違いは何?
・活性型
活性型は、特殊な技術を用いて還元型の吸収率をさらに高めたタイプです。
コエンザイムQ10をなるべく効率的に吸収したい場合は、活性型が配合されたサプリを選ぶのがおすすめです。
関連記事:活性型コエンザイムQ10とは?ほかのタイプと何が違う?
・包接体
包接体は、酸化型のコエンザイムQ10を特殊な糖で包んで、体内への吸収率を高めたものです。包接体は吸収率が高く、価格も比較的安価です。
関連記事:包接体のコエンザイムQ10とは?酸化型や還元型と何が違うの?
効率的に効果を得る方法
コエンザイムQ10の効果を効率的に得るためのポイントをご紹介します。
還元型や活性型が配合されているサプリを選ぶ
サプリに配合されているコエンザイムQ10には、酸化型・還元型・活性型・包接体の4つのタイプがあります。
このうち酸化型と包接体は、体内で還元型に変換された後でないと効果を発揮しません。還元型に変換するにはエネルギーが必要で、変換する身体の能力は加齢や病気によって衰えます。そのため、酸化型と包接体は、還元型や活性型に比べて体内での利用効率が低めです。
コエンザイムQ10の効果をなるべく効率的に得たい場合は、還元型や活性型が配合されているサプリを選ぶのがおすすめです。
ただし、還元型や活性型の製造には特殊な技術が必要で、サプリの価格が高めです。
関連記事:コエンザイムQ10はどの型を選ぶべき?
摂取を長く継続する
コエンザイムQ10の効果を効率的に得るためには、摂取を長く続けることが重要です。
コエンザイムQ10には数多くの健康効果と美容効果がありますが、基本的に即効性はありません。コエンザイムQ10は、長期間摂取を継続することで高い効果を発揮します。
コエンザイムQ10の効果は数多くの実験で確認されていますが、そうした実験においても数ヶ月程度の摂取期間が設定されています。
コエンザイムQ10を効率的に摂取するための方法をご紹介しました。
コエンザイムQ10の効果をなるべく効率的に得たい場合は、吸収率や体内での利用効率が高いタイプが配合されているサプリを選んで、摂取を長く続けることが大切です。